定時制高校と通信制高校の違いは?時間割・学費・入試・編入試験は?【他人の目を気にせず自分が自分でいられる場所を探そう】



もともと高校の定時制・通信制教育は、就業などの理由で全日制高校に進学できない子どもたちに 後期中等教育を提供する場として作られた制度です。

でもそれはもはや遠い戦後当時のことで、昨今は、勤労少年数そのものは減少しているため、それ以外の事情から定時制・通信制進学が選ばれています。

中途退学を経験しているとか、中学を不登校していたとか、その他の様々な理由から高校就学ができなかったとか、定時制高校・通信制高校への就学動機はいろいろ。

そのせいか、近頃では教育の場としてだけでなく、それ以外のニーズの受け皿としての定時制高校・通信制高校という役割が大きくなっています。

だから、高校生徒数は減少しているのに、定時制高校や通信制高校の生徒数は増加傾向にあり、これらを学び直しのチャンスを得る貴重な場と捉えている人が多くなってきていることの現われでしょう。

ここでは進路の選択肢のひとつとして定時制進学を考えている方に向けて、定時制高校を卒業された女性の体験談を紹介します。
 
 
 

 
 

定時制高校に入学し、9年かかって卒業した女性の体験談


定時制高校と通信制高校の違い
ライター:TF(東北在住・30代前半)
 
統合によって三部制定時制高校が新設されたり、新しく定時制課程が設立された高校がここ10年の間に急増している事が ネットや新聞などの情報で知ることが多くなってきました。

以前だと定時制と言われると”夜間=全日制中退の集まり・ヤンキーが多い”とか ちょっとあんまりいいイメージがなかったかと思います。

しかし最近は 自分のペースで勉強したい。

夢の為にアルバイトと両立したい。

一度辞めたけどやっぱり高卒の資格が欲しい…など いろいろな事情を抱えた生徒達が入学・編入学しています。

実際に ここ数年で私が住んでいる東北・某県の定時制高校や県立高校の定時制課程の倍率が 年々全日制よりも右肩上がりに高くなってきています。
 
 

実は私には先天性の軽度身体障がいがありました。

軽いイジメに遭い 同級生とあまり上手く行ってなかったという事もあって 中学3年間は 土日休みを除けば毎週2~3日は休んでいました。

また朝起きられなかったため、制服がある全日制高校に進学したかったものの 私の出席状況・成績状況・周りの環境状況により 母と当時の担任の強い説得で 1999年4月に地元の定時制高校(昼間クラス)へ入学しました。

3度の休学を経て2003年冬に退学→1年半後に母校の定時制高校と 市内の県立高校の定時制課程廃止に従い ”統合”という形で 2005年4月に新設された県立高校に第1期生として 単位の関係により3年から編入(中退前と同じく昼間クラス)

そんな紆余曲折を経て、2008年3月に卒業しました。

私自身の精神的な葛藤も含めた事情で編入学した後も授業のサボりで単位を落としてしまったりで 1年で卒業予定が結局3年在籍になり 卒業が確定した時はすでに24歳。

1度目の高校時代の休学と退学含むと 結果的には9年も掛かってしまいましたが 今となってはさまざまな事が交ざりあった『高校生活』として 語れる事ではないかと思っています。

しかし、卒業してからもう7年と経過しているため、高校を卒業するための最低単位習得数や科目の廃止など若干変更している箇所もあるかもしれませんが、私なりの体験談・情報・アドバイスを少しでもお役に立てれば嬉しいです。
 

定時制高校の入試


定時制高校について一番知りたい事というと「定時制高校の入試対策」ではないでしょうか?

定時制高校というと公立校が多いんですが、中には私立高定時制コースがあったりするので(例:東京/私立国士舘高校定時制など) 地域ごとに異なる場合もあります。

もし志望校が私立の定時制コースの場合は事前に問い合わせする事をお勧めします。
 
基本的に県立の定時制高校の場合、英・数・国の3教科のみで、受験日も試験内容も県立の一般入試(推薦は面接のみ)と同じ日にやって 試験内容も全く同じです。

但し、定時制という事もあるので 箇所によっては若干問題が易しく変更される場合もあります。

合否を100%に例えさせていただくと(私自身の判断によりますが) 出身中学(編入学だと高校ですね)での出席日数やクラブ活動、授業態度など、生活面5~10%・試験の点数は20~25%、面接で60~70%くらいではないかと思われます。

勉強が苦手で これでもか!いうぐらい頑張った試験の合計点数が300点満点のうち100~200点未満台を取ってしまったとしても、面接(校長・教頭・各学年主任の4~7名くらい)の受け答え(将来の夢・目標・この学校に入って何がしたいかetc,,,)や態度で合格が決まる場合も考えられます。

実際に私自身、1度目の入学試験と編入試験ではテストは勉強をほとんどしていなかった状態で受験したので テストはボロボロでした。

しかし、後々試験官を担当した先生からお聞きしたところ『面接がとても良かった』と言われました。

国語は漢字の読み書きと四字熟語がひととおり出来れば おそらく問題ないかと思います。

ただも数学と英語は入試の時も編入学試験の時も20点いかなかったぐらいひどい点数だったと思うので 対策らしい事は書けません。

また定時制ではなく 通2~5日の通学コースがある通信制サポート校(中央高等学院・科学技術高校・クラーク国際学園高校、第一高等学院高校・ルネッサンス高校他多数)ですと、テストではなくて作文と面接のみという試験もありますので そこも調べておくのもいいかもしれません。

さきほども書きましたが、試験の点数よりかは将来の夢を持っている生徒や目標がきちんとある生徒を優先で ”面接重視”で合否が決まる所がほとんどだと思います。

実際に私が編入した時の高校もバリアフリーが設備されたので 身体に重い障がいを持つ生徒さんで きちんとした目標を持った何人か入学し、同級生の協力を得ながらも4年で卒業しています。

例えテストがどんなにボロボロでも面接ではきちんと先生方は見ていてくれているので自信を持って臨みましょう。
 
 
 

 
 

定時制高校の編入試験


『編入学試験ってどんな感じなんだろう?』
『面接でどんな事聞かれるんだろう?』
『合格が決まった後どうしたらいいんだろう?』
『特別に単位が認められる事ってあるの?』

編入学を考えていると、やっぱり気になる事、知りたい事ありますよね?

そこで編入学の経験がある私が 自分なりに簡単にQ&A形式にしていくつかまとめてみました。

Q1
1年生の1学期中に中退したけれど、編入生になるの?

A1
答えはNo。
この場合10月入学の新入生になり、休まず順調に行けば 3年or4年後の10月卒業という形になります。 
 
編入学の場合も前高校の在籍学年を問わず 4月入学と10月入学があって、2年or3年生の時に中退した場合、前の高校で修得した単位数によって編入する学年が変更されます。
 
仮に1年修了後に国Ⅰを落としても編入学でもそのまま2年生に進級出来ます。 
 
ただ国Ⅰは必須科目なので 必ず受けなければなりません。
 
※親御さん・旦那さんの急な仕事の転勤や家庭の事情だと転入学になる場合もあるので 学校に問い合わせを必ずして下さい。
 
 
Q2
そもそも編入学試験(3教科)の範囲って広い?狭い?

A2
これは志望する学校によって異なります。
 
私が受験した時の試験内容は 中学全般で授業で習った問題が多かった記憶があります。
英語だと簡単な日本語訳、英単語に書く問題もあったり。

20代~30代の方も受験するため このように試験範囲にしてるのではないかとも思います。
 
 
Q3
面接ではどんな事を聞かれるの?

A3
多々忘れてる部分もありますが実際に聞かれたこと。
 
・なぜこの学校に編入学しようと思ったか?
・なぜ高校を改めて入り直そうと思ったか? 
・アルバイトと両立出来るか?
 ↑↑ 志望動機にアルバイトの事を書いていれば これはほとんど聞かれるんじゃないかと思います。

・将来の夢・目標はあるか? 
・この学校で挑戦してみたいことは何か? などなど…。 
 
※学校によりますが、私の高校はテストの点数よりも面接で合否が決まる感じでした。
  

Q4
編入学試験日は何月ごろに行うの? 
合格発表日は何日くらいで分かるの?

A4
公立・私立それぞれ各学校に異なります。
 
私は4月編入学だったので 1月中から2月中旬に願書を取り寄せして提出。
2月の第3or第4土曜日に試験が行われて 1週間後に合否が決まっていた記憶があります。
 
10月編入学だと 9月の半ばあたりが試験日じゃないかと思われます。

※合格が決まると 自宅に合格通知証明書と編入学年の決定と 選択科目を決めるミーティング日を知らせるプリントが届きます。
 

定時制高校の休学

 

病気・大怪我・家庭の事情・留学などでやむを得ずしばらくの間休学をしなければならなくなったら、最長で何年間の休学出来るの?

編入学した年から数えて だいたい2年(4年時に休学した場合)~4年(2年時に休学した場合) ※特別な事例でギリギリで5年まで伸ばせる場合もあります。
 
半年から休学届出せますし、また、長期間の休学ですと1年間の休学後 またさらに休学届を学校に提出しなければならない場合もあります。
 
これは学校毎に異なると思うので 気になるのであれば聞いてみるのもいいと思います。
 
 
 
 

 
 

定時制高校の時間割


全日制だと6~7時間が当たり前ですが、定時制はたった4時間(1コマ40~45分)だけ授業受ければいいんです。

私の母校の場合だと、

午前クラス→8時半~12時 
午後クラス→12時半~16時 
夜間クラス→17時半(給食時間除く)~21時 ・・・という時間割でした。

そして1科目1時間ずつということではなく 1科目×2時間=つまり授業は2科目のみ。

科目や担当教師よって授業のスピード異なりはありますが、どちらかというとゆっくり授業を進めてくれるので 勉強が苦手な人でも自分のペースに合わせられるので大丈夫です。

3年卒業を目指してる場合は さらに週2日は別時間で1科目授業受けて単位習得(例:普段は夜間クラスだけど昼間クラスの授業を週2日×3年間休まずに受けるなど)

中学時代もしくは在学中に英検・漢検・簿記など各2級合格やボランティア活動などが 高校によって1単位習得になる場合もあります。

4時間弱の授業なので 学業とアルバイトと両立出来るのも魅力だと思います。

ちなみに私は朝8時~12時までスーパーでアルバイトをしていましたし、まれに学校の掲示板に アルバイト募集の貼り紙も貼られてあったりもしました。

高校によって異なりますが、1年生の必須科目・クラスHR・各行事参加など単位を取れば(3年卒業の場合他科目も) 2年生からは必須科目以外完全に選択科目でした。

※もちろん行事参加やHR出席の単位も取らないと 大変なことになりますが。

進路によりけりですが 例えば数学嫌いだったら 数Ⅰさえ何とかギリギリで単位さえ取れれば あとはもう数学の授業受けなくたっていいんです。

そういえば、編入した時のクラスメイトで 実際に必須以外の選択科目全て体育系の科目にしていた子が1人いました(そういえば週3日はジャージ姿だった記憶が…)

編入学だと科目によって、前の学校で取ったはずの科目の単位が1から取り直しになって 3年生ではなくて2年生から編入する場合もあるかもしれません。

実際私が中途半端な単位数で中退したため、編入学の習得科目手続きの際単位の取り直しが多かったので 4年生ではなく3年生からの編入でした。

編入学を考えている方は 前学年または現学年で修得している単位数をしっかりと確認しておきましょう。

定時制高校の校則


よっぽどなNGがない限り 定時制高校の校則という校則はとにかく緩いです。

ほとんどの定時制は制服と呼ばれるものはありません。

私服OK(露出がひどい服はさすがにNGですけどね)

メイクOK

ピアスや指輪などのアクセサリーOK

ブーツやパンプスでの登校OK

染髪OK!

だからすっぴん&ジャージ姿で学校へ来てもよし、がっちりメイク&オシャレに決めても良し!

※但し、定時制課程のある高校によっては 制服着用とか同じ校則とかそういう場合あるでしょうから そこはちゃんと守ってください。

ちなみに私の高校の場合、私服・メイク&アクセ・染髪ゆるゆる。

校則はバイク通学&自家車通学NG(4年生の生徒または免許所持している18歳以上の生徒or編入生)を除けば かーなーり緩かったです。

制服がなかったので、なんちゃって制服を着てた子もたくさんいましたし、中学の時のセーラー服やブレザーを今ドキの高校生風にアレンジして学校へ来ていた子とかもたくさん見掛けました。

あとは、体育の時に着用するジャージも学校によって自由の所もあれば 指定の所もありますね。

私の高校も統合前はジャージ自由だったんですが 統合して新設校になってからは新入生のみ指定の体育着(左胸上あたりに校章のマーク)が必要となってました。

選択で体育取ってたから私もホントは何とかして指定のジャージ欲しかったんですが、編入生は購入不可でした(涙)

私服だから多少のお金は掛かるけども、オシャレが好きな人にはきっと楽しいですよ~♪

2度目の高校時代は 特にオシャレな女の子達のファッションセンスがすご過ぎて 彼女達よりも年上の私になんて 当時は着れればいいや的でかなりダサかった記憶が…(苦笑)

負けじと私もオシャレいっぱいしとけば良かったかなー?なんて今になって思います。
 
 
 

 
 

定時制高校の教員はとても親身になってくれる


定時制の先生方は どちらかと言うと全日制の高校以上に生徒に親身になってくれる人が多いんじゃないかなぁと思うんですよね。

やっぱりいろいろな事情で定時制へ入学や編入学してくる生徒さんがたくさんいるためでもあると思うんですね。

私にも友達のような感覚で話せた先生も何人かいました(中にはさすがに相性合わない先生もいましたが)

サポートしてくれる先生がいると 卒業後の進路でも相談に乗ってくださる場合もありますし 卒業後も気軽に連絡取れる…なんてこともあるかもしれません。

定時制高校の友達の年代は様々


編入学した当時私は昼間クラスの中で最年長でしたが、クラスには20代の子が1人に19歳の子が2人いました。

私からしたら2~3歳下です。

3人とも入学した全日制の高校が合わず中退して 1年生の途中~2年生の時に編入学したというパターンでした。

他にも夜間クラスには私が休学していた間に定年退職を機に高校へ入学された男性や、日中は仕事をしながら夜間クラスに新設校第1期生として入学した
50代の男女の方3人いたりとかも(残念ながらその方達とはお話はした事はないんです)

午前クラスだとさすがにいなかったと思うんですが、お昼からのクラスとか夜からのクラスとかだと 生徒の年齢層も広がってくるんですよ。

つまり 学校内でいろいろな年代のお友達を作れる機会もあるという事なんです。

昼間クラスに編入学した当初、同級生のほとんどがみんな4~5歳年下。

『ぜっっっっっっったい無理。この子達と話合わない。友達なんていなくても…』なんて思って勝手にバリア(苦笑)を作ったものの、1ヶ月しないうちに
あっという間にクラスの子と仲良くなりました。

卒業して7年経った今でも 当時の同級生達とは仲良くて連絡を取り合ってますし、会う回数はめっきり減ってしまったけど 高校時代に戻った気分でみんなと楽しんでます。

歳が離れた友達が出来るきっかけは教室で席が隣だったとか、選択授業で隣の席だったとか、文化祭の実行委員とか、バイト先が同じだったとか、ひょんな形で交流範囲も少しばかりは広がる事かと思います。

編入学試験に合格したのはいいんだけど、クラスに馴染めるか不安…。

定時制に通う生徒さん達にはいろんな子がいます。
 
ムードメーカー的な子もいれば、すっごいお洒落さんな子、自分の世界に没頭するぼっちの子も、輪に入らず単独行動が好きなぼっちさんも、すでに何人組かでグループが出来上がってる子達だって教室にいるわけです。
 
もしかしたら編入したクラスのみんなは自分より年下かもしれません。
 
友達作る・作らないは自分次第。
自然と話せる状況になる時が早いか遅いか。
 
まずは不安がらずに自分のペースでクラスに溶け込んでみてください。
例えば隣の席に座っている子とか。

現に私がクラスの子のほとんどが4つ下っていう現実に、ジェネレーションギャップに無理だと思いつつ 最終的に仲良くなれた結果です。

 

定時制高校の卒業年数


定時制の場合ほとんどが”4年卒業” または編入学の場合は1~2年卒業という形で卒業していきます(通信制高校も同じ形になります)

でも、進路や通学スタイルによっては 1年次に単位修得数を増やして3年卒業or3年半卒業も可能であれば、諸事情で出席日数が足りず単位未修得とか、長期間or数度の休学で復学しても その後の頑張り次第で4年半~5年での卒業も可能になります。

実際在学中に妊娠&結婚で2年半休学したのち 復学し4年半後(在学期間は6年)に卒業した私の友人がその例です。

全日制とは違って、仮に1年~3年生の間に単位をいくつか落として卒業が延びてしまったとしても、留年のシステムがないため そのまま次の学年(4年生だとそのまま4年生)に進級出来ます。

少し環境が変わってしまう事もありますが 授業さえきちんと出席して テストもある程度の点数取れれば問題ないですし きっと安心して通えられるかな…と思います。
 
 
 

 
 

定時制高校の学費


定時制の1年分の授業料は 私立高の約1ヶ月半分ぐらいだと思っていただければ。

私の姉が通っていた私立高の1ヶ月分の授業料は 当時5万円弱(冬になると暖房代込でさらにアップ)

で、私の方は1ヶ月の授業料は5千円弱。

定時制も公立の全日制同様 万単位でお金掛かるっていうイメージを持たれていたらしく、母が比較を話すと ほとんどの人がビックリしていた…とのこと。

経済的にもかなり易しいので アルバイト代で授業料を払っていた生徒も少なくありませんでした(夜間クラスは授業前の給食代も加算されるため少し高い授業料になるので注意)

奨学金制度も定時制(通信制は不明)は該当されてるとのことです。
 
 

定時制高校の単位と授業のスピード


私の高校は1科目×2時間授業という授業スタイルでした。
 
だいたい1コマ45分につき 教科書2~3ページ前後で授業が進められるので ”勉強についていけない”ということはないと思います。

ちなみに私自身単位の関係で 数学・化学・物理という三大苦手科目の授業にかなり苦労掛かって 単位取るのに大変な思いをしちゃいましたけど(苦笑)

ただし進学希望ならば 授業のスピードに対しては少し不便になるかもしれません。

各検定(英検・漢検・簿記・ワープロ実務検定etc)2級に合格しているんだけど、これも単位認定には含まれるの?

私の高校では 2級に合格した場合、合格証明書を提出すると それに該当する科目の単位に認定されています。
但し他の定時制高校によっては 2級に合格していても 単位認定をしていない場合も考えられます。
 
実際に他県に住む私の友達も定時制出身で 在学中に商業科目のとある資格の2級に合格しましたが、単位認定には至らなかった…と聞いた事があるんです。
 
私も思わず「嘘でしょ?! ウチの高校2級取ったら商業の科目単位に認定してたよ?!」って話になったため、これは学校によって異なるんでしょうね。
 
他にもボランティア活動を熱心に行っているとか、芸能活動をしているとか、ピアノや他楽器のコンクールに優勝したり上位入賞したり、各スポーツの大会で好成績を収めると 学校側から単位認められる事例もあります。


定時制高校のアルバイト


定時制高校はアルバイトOK(許可届を出す場合もあり)というところがメリットです。

きちんと学業と両立しながら 自分でお金を稼ぐっていうことを鍛えられるし そこからたくさん学べます。

人それぞれですが、新入生だとだいたい授業に慣れてきた秋~冬ごろからアルバイトを始めるんじゃないかなと思います。

私も初めてアルバイトしたのもその時期でした(ちなみに某ファストフード店でした)

職員室前の廊下にいくつかのお店からアルバイト募集の貼り紙が何枚も貼られてある事もあります。

定時制高校は自分を変えるチャンスが得られる


定時制高校にはさまざまな理由で入学してくる子がいる中で それぞれが自分自身を変えられるチャンスがあります。

いろいろな事情から中学時代あんまり学校に通えなかったけど 定時制高校に入学(編入学)してガラッと自分を変えられる事が出来た、そういう子もたくさんいます。

私もその1人です。

俗に言えば”高校デビュー” もしくは”高校再デビュー”で、自分自身を変えていけるチャンスを見つけられるのではないかなと思います。
 
 
 

 
 

定時制高校は服装が自由で制服がない(ただし学校による)


定時制高校のメリットとして『校則が緩いのでオシャレが出来る』と書きました。

確かに定時制は校則自体が結構ゆるいので、着たい服で学校に通えるのは楽しいですし、いいんです。 

…が、服に意外とお金が掛かるのも事実。 

今思えばやっぱり通ってた時は大変でした。 

めんどくなったらボサッボサのシャツに 色落ちした履き過ぎたジーンズで通ってましたし…。

かと言って、慣れれば問題ないし、大学とか専門学校に行くにしても私服登校に免疫がつくだろうなとは思いますが、お金が掛かります。 

オシャレ自体は すごく楽しいんですけどね。

だから着るものが無くなったら 女子は最終手段で全身ジャージか中学自体の制服を女子高生風にアレンジするしかないかもですね。
 

定時制高校は通信教育には向かないことがある


大学進学を目指していた1度目の高校時代で それは起こりました。

1度目の高校に合格した直後に 私は大手某通信教育の高1コースに入会しました。 

授業開始してすぐに『さぁ。いざいい点数が取れるように予習!!』な~んてやる気満々で取り組もうとしたら…高校から指定された英数国の教科書が別冊で 一緒に送られてきた学校名別教材掲載リストに1冊たりとも載っていなかった…!!ということがありました。

教科書に近い問題を探しても結局該当するものがあらず、何とか頑張ってみたものの力不足でいい点数が取ることが出来ず、泣く泣く半年で退会してしまった…というエピソードが私にはあります。

この話自体がもう16年以上前の話なので、現在はもしかしたらきちんと対応しているのかもしれませんが、大学進学を考えているのであれば 入学後に授業のスピードとかしっかり把握しておいた方がいいです(塾に通った経験がないのでこれに関しては何とも言えません)

定時制高校はテスト期間・夏休み・冬休み・春休みの日程が全日制高校とは異なる


これは完全に学校によりけりだと思いますけども、テスト期間と長期休みは全日制と同じ日程じゃないんですよね。 

だいたいの目安で1週間遅れです。

 
 
 

 
 

通信制高校は他人の目を気にせず、自分が自分でいられる場所です!


定時制高校と通信制高校の違い
ライター:sc

かつて私は、通信制高校に通っていました。

勉強は文系が得意な反面理数が苦手で、人付き合いもそんなにワイワイしていませんでした。

私の通った通信制高校には、地味でおとなしい子か、にぎやかでちょっと不良っぽい子のどちらかがいて、その間の子は見かけなかったように思います。

学級はなくて、見かける生徒も受ける科目ごとにバラバラでした。

友達は何人かできましたが、普通の学校みたいにクラスがないため、みんながみんな仲良くする必要もなくて、それがかえってラクでした。

みんな無理やり付き合わなくてよかったので、いじめもなかったと思います。
 
 

勉強は、普通の高校よりは難しくありませんでした。

通信制高校はスクーリングという制度があり、毎日学校に行かなくても良いのです。

スクーリングの日にだけ学校に行って、それも一日中授業があるわけではなく、出席が必要な科目だけ受けて帰ります。

いろんな事情の子がいるので、授業中に先生にあてられることはありませんでした。
 
 
学校に行かない日は、レポートを書いていました。

レポートといっても、問題を解く形式のプリントで、一教科一回に1枚、それをひと月に何通か、教科ごとに学校に送りますが、通信制高校だったので、普通に送る郵便より安い第四種郵便料金で郵送できました。

数学などは自分で計算して記入しますが、教科書から抜粋したものを記入する科目もありました。

半年に一回くらいテストがあって、教科書持ち込みOKの科目もありました。
 
 

体育もありましたが、実際に体を動かす授業は半年に1回程度だったと思います。

座学の授業も体育の授業も「レポートの代わりにコレをしたら、出席1回免除してあげるよ」みたいなのがありました。

指定された映画の感想文を提出した記憶があります。
 
 
部活動もありましたが、運動系が多かったと思います。

アツい感じのクラブもありましたが、働きながら通っている子もいたので、だいたいは趣味程度のユルい感じのクラブでした。
 

普通の高校みたいにずっと勉強しなくてよかったのはラクでしたが、大学進学したい人は通信制高校の勉強だけでは足りません。

そういう場合は先生に質問すれば教えてもらえますし、自分でがんばって勉強していた人もいました。
 

人との付き合い方や授業を選んだり、通信制高校はわりと自分で選べることが多いですが、その代わり、自分で自分のことを決めて、行動していかなくてはなりませんし、単位を取るためには それなりに努力しなくてはなりません。

自分で自分に責任を持たないといけなくなります。

それは大人になってからも同じことですが、通信制高校は、自分で決めて自分でやる練習の場になります。

もちろん成功することがあれば失敗することもあり、失敗から学んで成長もしますから、普通の高校より自立を身に付ける機会が多いです。
 

それに今まで、学校なりどこかで何か失敗したり挫折したことのある人でも、新しい環境でもう一度立ち上がるチャンスがあります。

「自分で決めていきたい」「人と同じ歩みは苦手」な人には通信制高校をオススメしたいです。

失敗しても、先生に怒られたりしませんから、人の目を気にせずに「自分は自分」としてやっていける場です。

興味があれば一度見学に行ってみてもいいですし、行けなくなってドタキャンしても大丈夫。

実際に行ってみて、しっくりくる場所なら通学する価値はあります。

特別な場所のような気がするかもしれませんが、決して特別な場所ではないので、気負わずに通信制高校の世界に飛び込んでみることを 卒業した私はおすすめします。
 
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通信制高校と定時制高校の違いは?システムが似ているが人により向き・不向きがある


定時制高校と通信制高校のシステムはとても似かよっている部分があります。

両者の決定的な違いは、通学の差です。

定時制高校の場合は昼間働いて、夜に通学するスタイルがメインで(今は三部制などがありますが) 通学する人の年齢層が幅広い特徴があります。

一方で通信制高校はその名の通り「通信」による教育が主たるものなので、スクーリングがとても少なく、授業にでなくても卒業要件を満たすことで高卒資格を得られるシステムとなっています。

現在は通信制高校の方が増加傾向が高く、人気が高まっています。

通信制高校は通学がとても少ないので、一人でコツコツ学習していける人に向いています。

ただし単位を落としてしまえば卒業できないのは全日制や定時制と全く同じなので、スクーリングだけでなくレポート提出や単位認定試験を落とさないように自己管理でやっていく必要があります。

また通信制高校は土日にスクーリングがあることが多いようです。

その一方で定時制高校は土日祝日以外の平日に通学するスタイルです。

定時制高校にも単位認定試験がありますが、わからないことがあれば通学時に先生や友達に教えてもらうこともできるので、在学中はずっと直接の細かい指導を受けることもできます。

また定時制は基本的に4年生となっています(カリキュラムの組み方次第では3年でも卒業可)
 

通信制高校と定時制高校のいちばん大きな違いは通学の頻度です。

なので、通学することに強い抵抗があったり、通学に多大なエネルギーを必要とする方は、通信制高校の方が向いているでしょう。

逆に まったく新しい環境に身を置いて、一から高校生活を楽しんでみたいという人は、通信制高校でもスクーリングが多い学校を選ぶなど、個人の好みとニーズによって 選択肢はたくさんあります。

通信制高校を卒業したからといって大学進学ができないわけではありませんし、単位をとれば高卒資格を得られるのですから、全日制高校の学生に引け目を感じるということもありません。

どちらも国が認めた正規の教育課程ですし、現在は自分に合う方を選べばOKという教育的には大変恵まれた時代であり、その十分な環境も整っています。

一度きりの人生です。

自分がラクで楽しいと思える方向に進んでみてください。