茂木健一郎の本
情報に満ちた世の中になった今、その取捨選択次第で人生も大きく変わるのではないかと思います。

どの本をどう読むか・・・これも賢く生き抜く上で、かなり大きなウェイトを占める選択でもあります。

ネットが普及し、電子書籍が登場し、それにより紙の本が淘汰されるのではないかという懸念もありますが、自分の中では紙の本の価値は変わらないのかもしれないと思うんですよね。

ただ、本でもネットでも、情報の流れは一昔前よりも激流になってます。

何を信じていいのか、どの情報を利用したらいいのか、かえってわからなくなってるのも事実です。

そんな現状の中でこの本は 賢い選択をするための「本の選び方」「味わい方」「実践へのつなげ方」を指南してくれます。



本は脳が育つための最良の肥やし

 

茂木健一郎の本  
茂木さんは本書で、本は脳が育つための最良の肥やしになると言っています。

確かに「情報の濃縮度」という観点から見ると、本がいちばん濃縮度が高く、真偽のほどがよくわからないネット情報などと比べたら、それこそ雲泥の差だと感じますね。

さらに茂木さんは 本を「生命体」だと言っています。

本が生命体ですか・・・この発想、斬新。

ハンパない「本愛」を感じてしまう^^

僕にとって、本は一つの“生命体”

出会い、育ち、そしていっしょに生きていく友人のようなものです。

一回だけつき合って終わりなのではなく、時々対話をして新しいものの見方を手に入れたり、悩みに対するアドバイスをもらったり、何気ないひと言に救われたりする。

人が成長すれば、手に取る本も成長する。

本はその意味で「自分という人間の成長を写す鏡」でもあります。

 
 
 
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知識が醗酵して育ち、その人の行動を決めるセンスに変わる


茂木健一郎の本
本を読むことは、自分の経験を増やすことでもあります。

だから知識を身につけることももちろんですが、主人公の人生を疑似体験したりして自分の感情を動かしたり。

情報を脳内にコピーする作業ばかりでは終わりません。

この「頭の中に蓄積された知識」は発酵して育つものと茂木さんは言います。

そしてさらに、蓄えられた知識が、その人の行動を決めるセンスに変わると。

・・・とすると、時間をかけて発酵し続ける知識こそが、その人からそこはかとなくただよう知性や見識の正体なわけです。

どんな文章にもその人がついつい使ってしまう言葉や表現のクセがあるから 言葉にはその人の人間性が顕著に表われるのも道理ですね。

「何かを“オリジナル”と呼ぶ人は、十中八九、元ネタを知らないだけ」

つまり「オリジナル」と呼ばれるものを生み出す人でも、元ネタに支えられており、自分の中でちゃんと蓄え、消化したからこそ今の成果がある。

本を書いた人の経験を「読む」ことを通して自分のものにする。

そして自分の中で育てていけば、いつか必要な時に驚くべき形となって表われてくるのです。

 

本は生活にとっての「ワクチン」


茂木健一郎の本  
茂木健一郎語録の中でなるほどな!おもしろい表現!と思ったのは、本は自分たちの生活にとっての「ワクチン」になる、ということ。

ワクチンは体の中にわずかな病原体を送り込むことで 体に抗体を作らせますよね。

普段は出会うことがない悪や闇を知り、そういう世界があるのを知ることやそれに向き合うことで心が強くなったり 健康になる効果があるというのが、本によるワクチン効果です。

要するに「免疫をつける」ということ。

本の中のことであっても、知ってるのと知らないのとでは、その後の人生の舵取りを大きく左右することもありますよね。

それにしても、本がワクチンだという発想、今まで考えたこともなかったなあ。

でも、全くその通りだと思う。

たとえば、ドロドロの不倫小説を読んで影響されて、夫のある人が実際に家庭を捨て、恋愛に走ってしまうと困ったことになるかもしれません。

でも、実際は読んだ人全員が、道ならぬ恋に走るというわけではなく、ただそういう世界があることを知ることによって、自分にも起こりうる「苦しい現実」を想像して、抑止力になるかもしれない。

それに苦しい恋愛を知り「今、自分が持っている幸せ」に改めて気づくこともできるかもしれない。

知っているのと知らないのとでは、いざ自分の身に思いもよらないことが降りかかってきたときの対処の仕方に大きな差が出ます。

知らないままでいようと潔癖を保つより、知ってしまった方がいいことがあるのです。

 
 
 
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いい本は「金のわらじをはいてでも探せ」


茂木健一郎の本
さらに、読書で地頭を鍛えておくと、きっかけがあればすぐに花開くと、茂木さんは言います。

小さいころからたくさんの本を読んでいるけれど、学校の成績は振るわないというお子さんは 目に見えない「何か」を必ず獲得しているものだとも。

学業というのは暗記のコツや要領をつかめれば アップさせることは意外と可能ですが 読書が人生に及ぼす影響が表面化するには、じれったくなるくらいの時間が必要です。

それに、一瞬で人生を変えてしまうような劇的な本との出会いもあれば、時間をかけてじわじわと変化をもたらすものもあります。

・・・というか、現実的にはそういう本の方が多いですよね。

だから、どんな本でも 読んでも何の意味もなかったとか無駄だったなんてことはないし、どんな本を選んでも 読書は頭の基礎体力作りに貢献するのだと思います。

「これは 自分の人生を変えてしまうくらい感動した」なんて本に巡り合える確率は極めて低いです。

運命の一冊にはなかなか出会えないから、出会う確率を上げるには やはり数をこなすことですよね。

やはりジャンルを問わず、乱読するのがいちばんいい方法であることは、言わずもがな。

本は死ぬまでつき合えて、つき合えばつき合うほど好きになるし、自分の“味”になってくれる。

「本なんて必要ない」と思っている人は、いずれ人生の深みや喜びに差がついて、絶対に後悔することになる。

だからいい本は「金のわらじをはいてでも探せ」と強調しておきたいのです。