松来未祐さんの病気と死因はebウイルス!CAEBV感染症の大人の症状とは?



2016年2月に逝去された人気声優の松来未祐(まつきみゆ)さんの病気がebウィルスによるものでした。

 
松来未祐さんの命を奪った病気は 慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)

EBウィルスは日本人の成人90%、全人口では95%が保有しており、ほとんどの人は成人するまでに一度は感染するものです。

子どもでは3歳までに7~9割、1~2歳でも5割がEBウィルスを保有しているので、ごく当たり前に人と共存しているウィルスのひとつといえます。

そんなにも身近なウィルスでどうして病気が発症するのか?どんな症状が出るのか?

 

EBウィルスの感染経路と潜伏期間


ヘルペスウイルスの一種がEBウィルスで、人から人へ唾液を通して感染するため、別名「キス病」と呼ばれています。

日本人の成人の9割が保有していることから、通常はこのウィルスに感染しても症状は現れないことが多いです。

もし現れたとしても、軽い風邪かな?くらいの認識ですから、それほど大病というイメージではないようです。

ただEBウィルスは一度感染すると体内(血液や上皮細胞)にずっと潜伏し続け、休眠していて、特に目立った悪さをしないのであれば、休眠中=人体と共存している状態といえます。

「キス病」と呼ばれる通り、感染はキスや飲料を回し飲みするなどの唾液を介した感染や、咳を吸引する飛沫感染です。

これらから自然に人から人へ感染しますので、予防のしようがないですね。

潜伏期間は30~50日ほどで、感染したからすぐに症状が出るものではありません。



EBウィルスに感染したら、どんな症状が出るのか?


EBウィルスに感染していてもウィルスと共存している人が多いので、病気の自覚症状が出ない人が多いです。

軽い風邪かな?くらいで済ませてしまうレベルであれば、あまり気にしませんよね。

小さな子供はどうなのかというと、不顕性感染が多いようです(乳幼児は感染しても症状がほとんど現れない)

でも、初めてEBウィルスに感染したのが思春期や成人期となると、重症化することがあります。

初感染の年齢が遅いほど、発症の確率が高くなります。

「伝染性単核球症」という病気を引き起こすことがあるために特に注意が必要なのです。

症状は急性で

・だるさや疲労感が強い
・発熱。38度以上が1週間ほど続く。
・のどが痛い
・リンパが腫れる
・扁桃炎
・発疹が現れる
・肝機能障害(肝機能数値が上がる)
・黄だん
・食欲不振、むかつき、嘔吐(ウィルスが腸に回った場合)
・関節痛や筋肉痛

インフルエンザなどと似た症状ですが、これらの症状が出た場合は、念のために医療機関を受診するべきです。

高熱が出る風邪やインフルエンザと違うのは、咳や鼻水が弱いことや、1週間以上高熱が続くことなどが挙げられます。

【EBウィルス感染症の症状の流れ】

感染(症状なし)→潜伏期間(無症状で30~50日くらい)→風邪のような症状→伝染性単核症(肝機能障害など)→慢性活動性EBウイルス感染症(6か月以上症状が続く場合)
 
 
 
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命の危険がある慢性活動性EBウイルス感染症


唾液などを介して感染するEBウイルスが、免疫をつかさどるリンパ球内で増殖し、内臓や血管などの炎症、皮膚炎、悪性リンパ腫など多岐にわたる症状を引き起こす。発症メカニズムは不明で、治療法は確立されていない。

現状では、炎症を抑えるステロイド剤や抗がん剤の投与、正常なリンパ球を増やすための骨髄(造血幹細胞)移植などの治療が行われている。   



肝機能をはじめ、臓器不全などの合併症が起こることもあり、発症したのを知らずに放置しておくのはかなり危険です。

T細胞やNK細胞などの人体防衛軍であるはずの細胞が、EBウィルスの感染によって腫瘍化し、体内で暴れ出すこともあります。

伝染性単核症が6ヶ月くらい続いた場合は 慢性活動性EBウイルス感染症を疑い、早急に専門医を受診したほうがいいでしょう。

慢性活動性EBウイルス感染症のチェックシートはこちらからダウンロードできます。


EBウィルス感染症の検査と治療方法は?



EBウィルス感染症は血液検査で調べます。

EBウイルス感染症はウィルスが特定されているにも関わらず、特効薬がないため、発熱や腫れなどの炎症を抑える対症療法がメインになるそうです。

特効薬がない以上、つらいですが 自然治癒するのを待つしかないです。

伝染性単核球症であれば、症状は1ヶ月以内に収まることが多いようです。

ただ、合併症がおこることもあるので、医師の許可があるまでは、できるだけ安静にすることが大切です。

考えられる合併症は肝機能障害や髄膜炎、脳症などです。

松来未祐さんは慢性活動性EBウイルス感染症で闘病していた


 

松来未祐さんは慢性活動性EBウイルス感染症でお亡くなりになっていますが、この病名が判明するまでに、1年以上かかったそうです。

というのも、この病気は医師の間でもあまり知られていないからです。

松来さんが体調不良を感じ始めたのは2013年です。

夜中になると39度を超える発熱があり、リンパ節が腫れ、ひどいだるさと疲労感を訴えていたそうです。

都内の複数の病院を受診し、さまざまな検査を受けましたが、診断は「異常なし」

慢性活動性EBウィルス感染症の専門医がいる病院を受診し、松来未祐さんがこの病気だとわかったのが2015年6月でした。

診療予約の数日前に呼吸困難でその専門病院に緊急搬送され、9月に退院できたものの、その2週間後に容体が悪化し、10/27に帰らぬ人となりました。

そして松来未祐さんのご両親が2015年12月に病名を公表しています。

慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)の難病指定を求めている患者団体もありますが「感染症」なので、なかなか難しいということです。
 
 
 
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