百人一首の覚え方と競技かるたクイーンの記憶術

百人一首の覚え方とちはやふる日記

「ちはやふる」若宮詩暢のモデル、楠木早紀・永世かるたクイーン

百人一首の覚え方とちはやふる

瞬間の記憶力 (楠木早紀)では「競技かるたは文化+スポーツのハイブリッド」であり、頭脳スポーツであると同時にマインド・スポーツでもあると言っています。

なるほど。

競技カルタ(百人一首)は札の配置を短期間に覚えることと同じくらい忘れることを要求されるので、エネルギーの消耗もハンパない世界であることは、コミックの「ちはやふる」を読むとよくわかります。
 

 
だけどしょせんはコミックの世界の話、ちはやふるはドラマチックすぎて、現実的にはあまり参考にはならんでしょ・・・とか思っていたのですが、いざ「瞬間の記憶力」を読んでみると どうもそうでもないんだなあ…と実感。

著者の楠木早紀さんは十五歳で史上最年少クイーンになった人で、「ちはやふる」に登場するかるたクイーン・若宮詩暢(わかみやしのぶ)のモデルになった人。

▼若宮詩暢▼

 


 

 
 
 

百人一首 競技かるたに強くなるための5つの要素

百人一首の覚え方とちはやふる

競技かるたで勝ちあがっていくためには、日々の練習に5つの要素を積み上げることが大事だと 楠木さんは言っています。

5つの要素とは、記憶力、集中力、かけひき、瞬発力、メンタルの強さ。

百人一首で養われる記憶力

百首をすべて覚えているということは前提なので、ここでいう「記憶力」は瞬時に記憶する力を指します。

競技が始まれば札の位置がどんどん変えられていくので、そのたびにその配列を覚えて・忘れて…を繰り返すわけです。

だから臨機応変な瞬時の記憶力が要求されます。

それを本書では「動体記憶力」と呼んでいます。

百人一首で養われる集中力

かるたをやる上で集中力も当然要求されますが、一番大事なのは「感じの強さ」

かるたで言うところの「感じ」とは、札が詠まれたときの音の反応のことです。

ちはやふるにはよくこの「感じ」が出てきますが、「感じがいい」というのは反応がいいということ。

競技かるた大会では 上の句が読み上げられた瞬間に、電光石火のごとく札を飛ばします。

札の一音目を正確に聞き取れるかどうか。

この能力を持っているかどうかも、勝敗を分ける大きな要因です。

あとは、概ね90分くらいかかる試合を一日に6~7試合こなすわけですから、その都度 頭を切り替えて、集中モードに持っていけるか。

かるたが強くなるには、この能力も同時に問われます。

百人一首にはかけひきが必須

「送り札」がかるたでいうところのかけひきです。

競技かるたは自分の持ち札25枚を早くなくした方が勝ちます。

敵陣の札を取ったときや相手がお手付きをしたときなどに、自陣の札を相手の陣に一枚送ります。

このときの送り札にどれを選ぶかでも、後々の試合の展開が変わるので、かけひきの重要な要素となります。

百人一首で養われる瞬発力

瞬発力は≒反射神経でしょうね。

スピード勝負なのでここで負けてしまうと、かるたでは勝てない。

それだけに手や指がぶつかって負傷することも珍しくない、ハードなスポーツでもある。

競技かるたが「畳の上の格闘技」と呼ばれるゆえんです。

百人一首でメンタルを強くする

試合の展開しだいでは精神的に追い込まれることもあります。

そんなとき、自分を奮い立たせることができるか。いかに平常心に戻ろうとするか。

メンタルの強さが勝敗を分ける世界なので、強い精神力を身につけること、キープする術を心得ることも 強くなるためには欠かせない要素のひとつです。
 
 
 
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ちはやふるの百人一首キング・周防(すおう)名人のような天才は存在するのか!?

百人一首の覚え方とちはやふる
 
ちはやふるの登場人物で個人的にすきなのが、周防名人。

甘党で饅頭ばっかり食べてたり、惚れっぽくて 好みの女の子をすぐ「嫁」と呼んだりとか、名人ですごい人なのに、お茶目でかわいい愛されキャラ。

▼周防名人▼

 
周防さんは自分を天才だと認めていますが、クイーンの若宮しのぶちゃんのことは「努力の人」と呼んでいる。

でも、現実的に、あんな天才はいるはずない^^

東大生とはいえ競技カルタをはじめて3年で名人に上り詰めた周防名人。

彼にとっての一字決まりが27~28枚だかあり、とんでもなく「感じがいい」ってところがやっぱり漫画だよね・・・と思いながらコミックを読んでるんですが、でも、現実でもこれはありうることだとか書いてある。

漫画の世界だけでなく、現実でもこういうことはあり得ます。

上級者になればなるほど、読手が発した「音」の一歩先を聞き分ける能力を持っているからです。

たとえば、一字決まりの「寂しさに」が詠まれた時、普通の人は「さ=sa」という音を聞いて札を取りに行きますが、名人戦やクイーン船では「s」が発せられた途端に札が飛んでいます。

次に来る音によって「s」の聴こえ方が微妙に違うからです。

百人一首は「記憶スイッチ」の精度を高めるのに最適なツール

百人一首の覚え方とちはやふる

うたが詠まれた瞬間に確実にそれを払うためには、試合開始前に札の位置を暗記することが絶対条件です。

ただし、試合が進むにつれて札の位置も刻々と変わるため、臨機応変に暗記しなおす「瞬時の記憶力」も 同時に要求されます。

瞬間の記憶力を高めるにはどうしたらいいのか?

実はクイーンになるほどの人でも コツも裏技も持っていません。

私が自陣・敵陣の札をムラなく確実に取れるようになったのは「ていねいな暗記」を心がけてきたからです。

初心者の頃はなかなか成果が出なくてめげそうになりましたが、「もう一回やってみよう」と自分を励まし、練習を繰り返しました。

その積み重ねが知らず知らずのうちに自信となり、さらに難しいことに挑戦していくパワーにもなっています。

けれど日常生活では「あの本、どこにしまったかな?」とわからなくなってしまうことがけっこうあります。

なんの気なしにやっていることには、頭の中にある「記憶のスイッチ」が入らないからです。

でも、いったんスイッチが入れば脳は活発に動き出し、集中して覚えられます。

暗記に抵抗感を持っている方でも、自分なりの「記憶のスイッチ」を持って精度を高めていけば、覚えることがきっと面白くなるはず。

百人一首はそのための最適のツールです。

 
 
 
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百人一首を4週間で覚えるコツ

百人一首の覚え方とちはやふる
 
永世かるたクイーン・楠木さんは小学3年生のときに、4週間で100首を暗記したそうです。

そのときのやり方は「音読」

ラップを覚えるのと似ていて、頭で覚えるのではなくて身体にしみこませるような感じ。

そこまで徹底して音読するということです。

何度も音読しているとリズムに乗せられるようになってきますから、とにかく何度も繰り返して音読することを徹底したそうです。

うちでも息子に百人一首を覚えさせたときには、同じ方法を使いました。

百人一首の覚え方にはゴロを使ったりする方法もありますが、そもそも「歌」ですから、できればそれを味わいながら、丸ごと覚えることが大事だと考えて、はじめて暗唱するときにはあえて語呂あわせなどは使わせませんでした。

その後、すでに100首を覚え切ってしまってから、校内百人一首大会で札を早く取るツールとして、ゴロ暗記を取り入れるというやり方を勧めました。

最初からゴロに頼るのでは、暗唱の訓練にはならない。

音読を繰り返して身体にしみこませる覚え方がいちばんだと思ったからです。

楠木さんも同じ方法だったので、やはりこの方法でよかったんだなと。

でも現実は、それさえ繰り返していれば、順調に100首を覚えられるってほど、単純な話ではありません。

人の限界は78パーセント。

一般的に言って、ほとんどの人が パレートの法則(80対20)のとおり、順調に覚えられるのは80首くらいまでで、あと一息!ってところで、多かれ少なかれスランプというか 壁につきあたる。

残りの20パーセントを乗り越えて100に到達するには、相当のエネルギーが要ります。

ダイエットと同じで、初めは順調でも、しばらくすると停滞期がやってきて、この足踏み状態のときにくじけてあきらめてしまうケースが多い。

これを乗り越えるにはコツも裏技もない。

壁を乗り越えたかったら ひたすら続けていくしかない。

クイーンだって同じ状況を乗り越えてきてるわけですから、やっぱり暗記に近道はなし、コツもウラ技もなし^^;

一部の天才的な頭脳を持つ人以外はみんな同じ。

そういうものだと割り切って続けていくことがコツのようなものでしょう。

今は暗記に便利なスマホアプリがありますから、すき間時間などを上手に利用して、コツコツ覚えていくのがおすすめです。

百首読み上げ (Shuffle 100)

百首読み上げ (Shuffle 100)
開発元:Yoshifumi Sato
無料
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百人一首読み上げ「わすらもち」

百人一首読み上げ「わすらもち」
開発元:Haruhiro Yoshimoto
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百人一首 簡単に暗記

百人一首 簡単に暗記
開発元:Rei Matsushita
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百人一首の歌の意味はあとからついてくる。

百人一首の覚え方とちはやふる

かるたに初めて出会ったときの私は、小倉百人一首の歴史や意味は何もわからず、とにかく「五七五七七」の和歌を覚える事からはじめました。

「意味がわからなくてもいいの?」と思う方もいるでしょうが、最初は歌を覚えるだけでもいいのです。

特に子どもは、最初から「この歌はこういう意味で・・・」と教えられると「難しいな」と感じ、かえって嫌いになってしまいます。

暗記は小さいうちのほうが早く入りますし、成長すれば自然と「意味が知りたい」と思うようになります。

昔の子どもも、意味はわからずに「論語」を暗唱し、大きくなるにつれて実生活の中で意味を理解するようになっていきました。

小さいうちは暗記を楽しくやりながら百人一首に親しむだけで充分です。

via:瞬間の記憶力

百人一首を覚える効果。集中力と暗記力が身につくのはなぜか?

百人一首の覚え方とちはやふる

百人一緒に親しむと、覚えることに抵抗がなくなり、学校の勉強にもよい影響が出てきます。

私は漢字や九九をあっという間に覚えてしまいました。

「百首を覚えたんだから、漢字や九九なんて簡単!」と、勉強に対するハードルが低くなったのです。

こういう効果は他の学習でもたくさんありました。

英単語は「書いて覚えろ」といわれますが、それよりも私は視覚的に覚える方が得意です。

歴史の年表も書いて覚えるのではなく、年表を読みながらどの位置にどんな出来事が書いてあるか、写真を撮るようにして頭に焼き付けて覚えました。

中学一・二年の頃は、クイーン戦の西日本予選に勝つことを目指していたので、毎日必ず夜の八時からかるたの練習を一試合して、そのあと一時間ほど勉強していました。

短時間に集中してその日習ったことを覚えるようにし、試験のための特別な勉強はしていませんでしたが、授業に集中してノートをとり、あとで大事なところを色ペンでマークすると、その部分が頭にしっかり入ってきました。

試験前にそのノートを読み直し、ビジュアルとして頭の中に入れ、試験中は頭の中のそのノートをめくって答えを書いていきました。

競技かるたの練習で身につけた画像認識能力をフル活用したわけです。

テスト前の一夜漬けは褒められることではありませんが、私は得意でした。

一夜漬けで覚えたことはすぐ忘れますが、ノートを見直せば簡単によみがえります。

この場合、プラス方向の感情移入が大事です。

授業が楽しくて、自分が興味を持ってしっかりノートを取っていたものなら、頭の奥の倉庫に入っている記憶をすぐに引っ張り出せるのです。

これこそ、百人一首を続けてきた賜物。

脳をフル回転させて、動体記憶力能力を駆使したり、ビジュアル的に写真を見ているように覚えていく訓練を繰り返した結果、できるようになった能力でしょう。

脳は使えば使うほど良くなるという証左。

だから、頭が良くなりたければ、頭をガンガン使うのが早道。

ただし、かるたの場合は、覚えたことをどんどん消去していく能力も同時に要求されます。

一日に数試合が繰り返されるのだから、記憶を頭に焼き付けてしまうと、凡ミスだらけになってしまう。

だから「頭の奥の倉庫」というのは、とてもどんぴしゃな表現だなあと感じます。

この方法が使いこなせるようになれば、受験でも無敵でしょう。
 


 
https://www.channel-orange.com/hyakuninisshu-goroawase-kyogikaruta-kimariji/

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