夏至の食べ物 風習や祭りは?半夏生やタコ以外の風物詩も気になる!

風月

二十四節気の夏至

夏至の日はうるう年により1日ずれることがあり、毎年変わるものではありませんが一定していませんが、夏至はだいたい6月21日です。

二十四節気で正確にいうと6/21から7/5が夏至となります。

夏至は一年でいちばん昼間の時間帯が長く、夜の時間帯が短いです。

冬至と比べると、東京の場合は日照時間の差が5時間もあります。

ただ夏至は梅雨のシーズン真っ只中ですので、日照時間の長さを特に強く感じるということはないですが、晴れれば太陽の位置がとても高いので、影がいちばん短くなります。

[aside]二十四節気(にじゅうしせっき)とは?

日本でかつてつかわれていた暦が「二十四節気(にじゅうしせっき)七十二候(しちじゅうにこう)」です。二十四節気は「二十四気」とも呼ばれ、四季の春夏秋冬をさらに細かく分けたものです。

現在の日本で使われている暦は「グレゴリオ暦」つまり太陽暦で、明治6年に採用されました。それ以前は太陰暦を使っていたのですが、この暦が少々ややこしい。

太陽暦の1年は365.25日なので4年に一度うるう年を設ければ問題がありませんが、太陰暦の場合は1年が354日(29.5日×12ヶ月)なので、大きな誤差が生じてしまいます。この状態では、農業や漁業などの目安に使うことができず、暦として役に立つことができません。

そこで生活に基づいた使える暦として誕生したのが「二十四節気」です。

もっとも日照時間が長い夏至と短い冬至の中間の春分と秋分・・・つまりこれら4つの「二至二分」を元にして24等分したものが二十四節気と決めました。それぞれが15日となります。 [/aside] [aside]七十二候(しちじゅうにこう)とは?

二十四節気を3等分し、1年を72等分したものが「七十二候」で、自然、気候、植物、動物とのかかわりを、さらに細かく分けた暦です。

季節の移ろいや生き物や気候の変化を感覚的に感じられる暦は、四季の変化が明確な日本ならではのものでしょう。

異常気象が多かったり、忙しすぎる現代人は特に意識しない限り、季節感を感じることなく日々を過ごしてしまいがちで、そう考えるとかなり味気ないことだと思いませんか?

二十四節気 七十二候を意識すれば 季節の旬の味覚やしきたりを楽しめます。それは日々の生活をもっと楽しむことにも通じるでしょう。

季節の移ろいを身近に感じることは、気持ちがリフレッシュすることにもつながります。 [/aside]  

七十二候の夏至

夏至は七十二候で 初候・次候・末候に三分されます。

【初候】夏枯草枯る(なつかれくさかるる)

夏枯草=うつぼ草。

夏枯草が枯れる頃という意味です。

うつぼ草は6月に入ると小さな花を咲かせるますが、山が緑でうっそうとする夏本番の頃には 季節に逆らうように枯れてしまいます。

【次候】菖蒲花咲く(あやめはなさく)

菖蒲(あやめ)の花が咲き誇る頃という意味です。

端午の節句のしょうぶ湯のしょうぶではなく、現在の「あやめ」を指します。

「菖蒲」は「しょうぶ」とも「あやめ」とも読み、両者の見た目もとてもよく似ていますが、あやめは乾燥地で、しょうぶは湿地で栽培されます。

【末候】半夏生ず(はんげしょうず)

夏至から数えて11日目が半夏生。

ちょうど半夏(はんげ)が生える時期です。

半夏とは烏柄杓(からすびしゃく)という薬草です。

半夏生は農作業的な節目の時期で、半夏生までに田植えを終わらせるのが基準とされていました。

また、この日の天候によって、米が豊作か不作かを占っていたと伝えられています。

半夏生(はんげしょう)の時期に降る大雨を「半夏雨」と呼びます。
 
 

夏至にまつわる言い伝え

夏至から数えて11日目が「半夏生」

お百姓さんは半夏生までに田植えを済ませて、たとえ気候不順だったとしてもこの日以後は田植えをしないという風習がありました。

また半夏生には天から毒気が降り地中に毒気を含んで毒草が生えるなどの言い伝えがあったので、この日には野菜の収穫も種まきもしませんでした。

毒気が降るなんてことは現実にはないことですが、夏至の時季は「細菌が繁殖する」という意味で 非常に毒気が多いとき。当時は食中毒ひとつが生死に関わっていましたから、身の危険にまつわる言い伝えを徹底して守っていたのです。

そういう時期をすがすがしく過ごすために使われていたのが扇(おうぎ)です。

もともと日本で作られた扇は穢れ(けがれ)を仰いで祓うための道具だったのです。

扇が中国にわたって扇子(せんす)と呼ばれるようになりました。
 
 
 
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夏至に食べる食べ物と料理レシピ

夏至に「水無月」を食べる京都

「水無月」(みなづき)は 三角形のういろうの生地にあずきがのった和菓子です。
 

京都 水無月のお菓子 仙太郎 みなづき Kyoto Japanese Traditional sweets Talisman

 

旧暦の6月1日に氷を口にすると夏バテしないと言い伝えられ、室町時代には宮中では氷を取り寄せて暑気払いをしていました。

でも当時氷は貴重だったため、氷に似せて作ったお菓子を食べて、夏の暑さを乗り切ろうとしたことが由来になっていて、京都では夏越の祓のあとに「水無月」を食べる習慣があります。

半夏生にタコを食べる大阪(関西地方)

関西地方、特に大阪では半夏生にタコを食べる風習があります。

農家では半夏生を田植えを終わらせる基準にしていましたが、その時に神様にタコをささげて豊作祈願をしたことが始まりです。

祈願後にみんなでタコを食べたことが「半夏生にタコを食べる」の由来です。

タコは八本足なので、稲がしっかり田んぼに根を張って育つ事を願う=豊作祈願! そして、稲穂がタコの足(吸盤)のようにしっかり実りますように・・・という意味があります。

タコには疲労回復効果が高い「タウリン」がたっぷり含まれていることから、田植え作業後にタコを食べることも理にかなっていたのでしょう。

たこときゅうりとわかめの酢の物
たこときゅうりとわかめの酢の物

料理名:酢のもの
作者:tukuyo93

■材料(1人分)
ゆでタコ / 50g
きゅうり / 1本
乾燥わかめ / 3g
○酢 / 大さじ1
○砂糖 / 大さじ1/2~2/3
○薄口醤油 / 大さじ1弱
○すりごま / 大さじ1/2
塩 / 少々

■レシピを考えた人のコメント
夏の定番、さっぱりと美味しい酢のものです。

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あの駅弁の”たこめし”をおうちで♪
あの駅弁の”たこめし”をおうちで♪

料理名:たこめし
作者:はなまる子♪

■材料(4~5人分)
米 / 4合
水(内釜) / 炊き込み4
たこ / 300g
・・調味料 A・・ /
和風だしの素(粉末) / 10g
酒 / 大さじ4
しょうゆ / 大さじ3
塩 / 小さじ1
・・・・・・ /
あさつき(又は万能ねぎ) / 2本

■レシピを考えた人のコメント
海の磯の香りぷ~ん、たこの炊き込みごはんです。

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たこのカルパッチョ☆大葉のジェノベ調
たこのカルパッチョ☆大葉のジェノベ調

料理名:たこのカルパッチョ☆大葉のジェノベ調
作者:nyan-5

■材料(2人分)
茹でタコ(薄切り) / 200g
大葉 / 3枚
*おろしにんにく / 小1
*ごま油 / 大1
*すりごま(白) / 小1
*塩 / ひとつまみ
ブラックペッパー / 少々

■レシピを考えた人のコメント
気分はジェノベ風!しかしジェノベーゼの材料が皆無なため謙虚な心で「ジェノベ調」

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夏至に小麦餅の焼き餅を食べる関東地方

小麦粉餅とは、同量のもち米と小麦を合わせて突いたお餅です。

関東地方には小麦餅を焼いて神様にお供えし、のちに家族で食べる風習がありました。

夏至から11日目の半夏生にやっと田植えが終わりほっと一息つけるようになったとき、小麦餅を作ってみんなにふるまったり、神様にお供えして豊作を祈願したことが、小麦餅の由来です。

関東地方では小麦の二毛作が多いので、夏至の時期に新小麦が収穫されるので、それを使って小麦餅を作っていたのです。

ただ、現在は小麦餅を食べる風習は風化してしまい、ほとんど見かけることがありません。

半夏生に奈良で食べられる「半夏生餅」

奈良県では「半夏生餅」というお餅を作り、神様にお供えして豊作を祈願し、みんなで田植え作業の終了に感謝しながら半夏生餅を食べる風習があります。

奈良の半夏生餅も関東の小麦餅と同様の 小麦ともち米を半々に合わせたお餅ですが、関東地方の小麦餅と違うところは、焼かずにきなこをまぶして食べる点です。

半夏生餅の作り方

【材料】・もち米5合
    ・つぶし小麦(小麦を皮ごと押しつぶしたもの)5合
    ・きな粉適量
    ・砂糖適量
    ・塩適量
   1:もち米は洗って一晩水に浸けておく。
   2:つぶし小麦は2~3回洗って2時間水に浸ける。
   3:もち米、つぶし小麦をそれぞれザルにあげて水気を切り、
     もち米の上につぶし小麦を乗せて蒸す。(1時間程)
   4:蒸し上がったら普通の餅と同じようにつく。
   5:つきあがった餅を好みの大きさに丸め、きな粉をまぶす。
   ※つぶし小麦が無い場合は、小麦をつぶさなくても作れます。
   ※お好みで餅に少量の塩を入れてもよいでしょう。 

 
 
 
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半夏生にうどんを食べる香川

うどん県の香川では、半夏生にうどんを食べる風習があります。

香川でうどん・・・というのは、半夏生に関わらず一年中では?と思いきや、特別な意味があります。

この時にみんなで食すうどんは、このシーズンに収穫された小麦を使って打ったうどんなのです。

豊作を願うのではなく、収穫を祝い、感謝しながら食べるという感じでしょう。

その風習が現代まで引き継がれていて、7月2日が「うどんの日」に制定されています。

半夏生にサバを食べる福井県(越前の焼き鯖)

半夏生に福井県では焼き鯖を食べる風習があります。

サバの旬は10~12月なので、夏のサバには脂があまりのっていませんが、栄養価の高いサバを家族みんなで食べて疲労回復します。

しかも一人一匹!江戸時代に大野藩主が農民にサバを振る舞ったことから始まったと言われています。

半夏生鯖・・・方言で「はげっしょさば」と読みます。
 

 

夏至に無花果(いちじく)を食べる愛知県

無花果の生産が日本一の愛知県では、いちじくをあぶり、味噌をつけて いちじく田楽にして食べます。

半夏生に長野では芋汁を食べる

長野の芋汁のいもは「ヤマトイモ」

汁ものではなくて すりおろしてだし汁で伸ばして調味したものをご飯にかけていただきます。

海外では、夏至に酢漬けニシンとじゃがいもを食べるスウェーデン

 
 
 
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夏至がいちばん暑くないのはなぜ?

夏至は一年でいちばん日照時間が長い日ですが、気温が一番高い日ではありません。気温が一番高い日は「大暑」で、概ね7月下旬から8月上旬ころです。

夏至は太陽から地球へ入ってくるエネルギーは最大ピークですが、その時にはまだ地表面の温度は高くなっていないので、気温が最高に達しないのです。

夏至は梅雨に当たるので、太陽の熱が厚い雲にさえぎられてしまうということもありますし、太陽熱が地表面に伝わり、空気が温められるまでは 時間的な誤差も生じます。

次の日の気温が暑くなるかどうかは、前日の昼間に温めた温度と夜間の冷えた温度の差で決まります。大暑に向かってどんどん暑くなっていくのは だんだんと地表に熱がたまっていき、夜に冷えなくなるからです。

気温が高くなるのは地表面の温度が高くなるということなので、夏至の頃よりも大暑の頃の方が暑くなります。

夏至の風習、行事、祭りの見どころ

6月30日に夏越の祓(なごしのはらえ)

6月30日(六月の晦日)は、日本各地の神社で夏越の祓が行われます。

氷室神社 奈良の献氷祭と氷の朔日(こおりのついたち)の意味 由来
氷室神社 奈良の献氷祭と氷の朔日(こおりのついたち) 6月1日を「氷の朔日(こおりのついたち)」と呼びます。 ...

一年のちょうど半分が終わるときなので、これまで半年間のたまった穢れ(けがれや罪を払う禊(みそぎ)の行事で、残り半年間の無事を祈願します。

別名「水無月祓(みなづきのはらえ)」「夏祓(なつはらえ)」

埼玉県の氷川神社、和歌山県の伊太祁曽(いたきそ)神社、大阪の住吉神社が有名です。

京都の上賀茂神社、北野天満宮、貴船社、城南宮は旧暦の6月30日に実施しています。

下鴨神社では立秋の前日、八坂神社では祇園祭の最終行事として7月31日に行っています。

神社で鳥居の下に「茅の輪(ちのわ)」を作り、その輪をくぐって穢れを払います。
 

竹駒神社 夏越の祓(なごしのはらえ)

 
8の字を描くように輪を3回くぐって災いや病から逃れるようお願いする「茅の輪くぐり」では「茅(ちがや)」という草で編んだ巨大な輪をくぐります。

茅の匂いが疫神を祓うと言われています。

茅を一本抜いて輪を作って持ち帰ると、災厄を避けられるといわれています。

形代流し(かたしろながし)

人形(ひとがた)とは紙で作った人の形の形代(かたしろ)のこと。

形代に名前を書き、自分の体をなでて穢れ(けがれ)を人形にうつした後、人形を川に流す神事を「形代流し」といいますが、これを行う地域もあります。
 
 
 
 
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7月1日に 海開き、山開き、川開き

7月1日は各地で山開き・海開き・川開きが行われます。

山は信仰の対象であり 神の宿る地として一定期間だけしか入山できませんでした。

その解禁日を「山開き」と呼びました。

「山開き」は神事だったので、現在でも山開きの日には神社や市町村主催で、期間中の山の安全を祈る行事が行われます。

海開きも同じで、その年初めての海水浴を許可し、海の神様に遊泳者の安全を祈願する行事を行います。

川開きも同じように水難防止の祈願ですが、多くの場合は花火を打ち上げて祈願します。

花火は精霊流しと同じくご先祖様に向けたもので、厄除けと疫病退散も同時に祈願しています。

7月の祇園祭り。京都の八坂神社の祭礼

祇園祭は毎年7月に1か月間にわたって開催される京都の八坂神社の祭礼です。

869年に大流行した厄病を鎮めるために祈願したのが始まりです。
 
https://youtu.be/3gQsWxJCS0k

大覚寺の見事な半夏生(半化粧)の群生

「半夏(はんげ)」の時期に花を咲かせる半夏生。

別名、烏柄杓(からすびしゃく) 片白草(かたしろぐさ)

葉の上の方が白いため「半化粧」と呼ばれるという説もあります。

ドクダミ科ハンゲショウ属。

虫媒花なので、花期に葉が白くして目立たせ、虫を誘うために進化したのではないかといわれています。

花期が終わると白い部分は色落ちして、普通の緑色の葉になります。

 

大覚寺の半夏生

  
 

夏至の頃の手紙に添える言葉

短夜(みじかよ)

夏至の夜は一年で一番短いことから「短夜」 俳句の夏の季語です。

平安時代、逢瀬の時間が短くなることから短夜を恨む感情が 清少納言の句に表わされています。

(例)帰宅時間でもだいぶ外が明るいことで 短夜を実感しています。

濡れ色(ぬれいろ)

水にぬれた色をあらわす言葉。

物が水にぬれると光って明るく輝いて見えたり、その姿が色っぽく映ることから、見慣れた景色でも雨にぬれることで、いつもとは違う風景や味わいに見えることを指します。

(例)濡れ色に染まる公園の植物が、いつもと違う表情を見せています。

雨籠もり(あまごもり)

雨は神様が降らせるものという考え方がかつての日本にはありました。

そんな雨の日は家にこもる風習を指します。

(例)今日は雨籠もりで、一日読書していました。
 
 
 
 
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